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山岸凉子『山岸凉子画集 光(てらす)』外舘惠子編 河出書房新社 2016年9月刊

昨日読み終わった本。

山岸凉子山岸凉子画集 光(てらす)』外舘惠子編 河出書房新社 2016年9月刊。

https://bookmeter.com/books/11155990

https://www.amazon.co.jp/dp/4309277551

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309277554/

「1969年にデビューした漫画家・山岸凉子は「アラベスク」や「日出処の天子」などの大ヒット作を生み出し、巧みな心理描写と画面構成で読者を魅了しつづけています。現在も「レベレーション 啓示」(『モーニング』講談社)を連載し、熱狂的な人気を集めています。

本書は初期作品から「アラベスク」「妖精王」「天人唐草」「日出処の天子」「テレプシコーラ 舞姫」などの代表作品まで、これまでの山岸の画業をたどる本格的な自選画集! さらに本書刊行にあたり、学生時代から最新作まで、幅広くお話しいただいた特別インタビューも収録。ファン必携、永久保存版の1冊! 

山岸凉子(やまぎし・りょうこ) 1947年北海道生まれ。1969年『りぼんコミック』5月号に掲載された「レフトアンドライト」でデビュー。1971年『りぼん』10月号より連載が開始されたバレエ漫画「アラベスク」の大ヒットにより人気漫画家となる。バレエの他に、神話、歴史、ホラー、エッセイなど幅広い作風で知られ、人気を博している。代表作に「妖精王」「日出処の天子」「白眼子」「テレプシコーラ 舞姫」などがある。 1983年、「日出処の天子」により第7回講談社漫画賞少女部門を受賞。 2007年、「テレプシコーラ 舞姫」により、第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。」

去年、刊行時に福岡市総合図書館にリクエストしましたが購入してもらえず、半年後、糸島市図書館に所蔵館への取り寄せを依頼したら購入してくれました。

p.148 までが画集で、最後の42ページは対談・インタビュー九篇と略年譜。

編者(弥生美術館 学芸員)によるp.174-189「画集刊行記念特別インタビュー」が読み応えたっぷりでした。

カラーページ最後のあたりの「トマトとアサリのむき身のスパゲティ」p.122『わたしのトマト料理』カゴメ株式会社 1983年頃、は全く知らなかったので驚きました。

こんな楽しいイラストエッセイも描かれていたんだなぁ。

「一番興味があるのは色なのです。その色を刻々と変えていくのは 光 であるので、私の作品を通して光の中の色を見ていただきたいと思って、画集のタイトルに「光(てらす)」とつけました。今回の画集は、自分の望んだとおりの色を出せた作品を選んでいます。それと各作品の主人公の表情が描けていると思えるものも。」p.4 プロローグ

「私はいまだに不思議なんですが、「アラベスク」も「日出処の天子」も「テレプシコーラ」も、最初頭に浮かんだときに、 これは絶対うける! とわかる感覚があるのです。その感覚が見えたときは、誰の反対があっても強引に描かなきゃと思うんです。」p.181 画集刊行記念特別インタビュー

「私は「アラベスク」を連載していた頃[『りぼん』1971年10月号から1973年4月号]によく[大泉サロンへ]行っていたように思います。ある日萩尾[望都]さんが私の家に遊びに来たとき、「『アラベスク』描いてる最中で焦ってる」と言ったら、萩尾さんが「描いていい?」と言って、[『りぼん』1972年6月号の]扉の背景を描いてくれたのです! 私は「描いてくれるのー!」ともう大喜び! なんてこともありました。」p.182

佐藤史生[さとう しお 1952-2010]さんともここ[大泉サロン]で知り合いました。私が何度か引っ越したあと、ひばりヶ丘に移ったときには、近くに佐藤さんや花郁悠紀子[かい ゆきこ 1954-80]さんがいたりして、佐藤さんはよく家に遊びに来ていました。」p.183

「描き手が自己投影しているものは、読者もすごく理解してくれるので、作者本人が登場人物に強い思い入れがないとダメなのです。「日出処の天子」では、王子にも毛人にも自己投影していました。だから二人とも私なのです。私の影の部分が皇子で、私の憧れる理想の部分が毛人、だから毛人は役得だよねと思って描いていました。」p.186

「歳で視力も気力も落ちてしまって、隔月連載なんですけど二か月いっぱいかかるようになってしまいました。でも萩尾さんはそんなことないらしくて、「あなた残りの一か月は何をしているの?」と聞かれてしまい、こんな調子なら世のため人のためにやめた方がいいのかなとか考えます。あとはやるとしたら趣味でブログで描くとか……(笑)。」p.189

読書メーター 山岸凉子の本棚

https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091259

の登録冊数は17冊(書影の厩戸のほとんどが表示されなくて悲しい)です。

我が家の本棚には山岸凉子さんの単行本・文庫本が45冊ありますけど(そのうち15冊ぐらいは積読です。いつ読めるかなぁ)、読書メーター開始以前に読んだものが多く、その多くが怖い作品なため、読み直せなくて、登録できないでいます。