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今回は熱くなかったルイージ&N響

一昨日(21日)NHKホールで開かれたNHK交響楽団第1859回定期公演Cプログラムを聴いてきた。指揮はファビオ・ルイージ。ピアノはベアトリーチェ・ラナ。

【演目】(※はアンコール曲)

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15

※バッハ/パルティータ第1番〜ジーグ

  〜 休 憩 〜

ブラームス交響曲第4番ホ短調

《19時00分開演、20時50分終演》

1曲目。ベートーヴェンのピアノ協奏曲というとよく演奏されるのは第3〜5番。第1〜2番を聴く機会は少ない。冒頭のイントロ部分はまるでハイドン交響曲のようで、まだベートーヴェン色はない。続くピアノ・ソロもかなり単調でモーツァルトの延長線上でしかない。しかし、それが第2楽章以降になると、徐々にハツラツにして華麗な音色に変わっていく。このあたりにその後のベートーヴェンの片鱗を垣間見るならぬ垣間聴くことができる。ただ、それでも情熱というか熱情を感じることはできない。そういう意味において、奏者のベアトリーチェ・ラナは楽譜に忠実に弾いていたのだろう。ということで、若いラナの実力がどのようなものを推し量れることはできない。せめて第3番か第4番を弾いてほしかった・・・。

2曲目。ファビオ・ルイージはドラマチックな曲を得意としているので、ブラ4のような内包的というか精神的芸術性のある曲が得意なのか少々不安があった。そして、その不安は第1楽章にもろに表れた。穏やかにしてかなりスローなテンポで始めたが、木管金管のアンサンブルは多元的というか全く立体感がなくバラバラ。それでいて弦の音をかなり抑えて、その粗さをまるで際立てるのような作り。これはN響の奏者たちの問題ではなく、おそらくルイージの指示によるものであろう。でなければ、あんなアンバランスな構成は学生オケでもしないと思う。ということで、第1楽章が終わったところで、周囲の人たちから咳払いでなくため息が数多く聞こえた。私も帰ろうかなあ、と思ったぐらいである。しかし、第2楽章に入るとルイージはオケの主体を弦に移行させて、調和のとれた音楽を形成していった。そして、第3楽章に入るといつものN響サウンドと変わることのない団結力のある音色が築き上げていき、アタッカで入った第4楽章も木管のアンサブルがよく、最後は聴衆からもブラボーの声が飛ぶほどの演奏で完結した。しかし、私としてはどういう意図を持って演奏されたか解ら\xA4

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