DL-A100を聴く【その2】

A100の特徴もだいぶ把握できた。

特筆すべきはバランスの良さ。

ウチのアナログは103系重視で作ってきたのではないにもかかわらず、リード線2本目で納得のいく音が出た。

大したものだと思う。

相対比較でいえば103PROと最も似通った傾向にあるが、PROは若干地味である。

盤や音楽との相性があるから絶対ではないが、A100は地味だという感触はない。

好みとしてPROはもう少し華があるといいな、と思っていた。

そこがA100では満たされる。

逆に103SAとの比較では高域はおとなしい。

SAは若干高域に強調感を感じていて、そこを抑える運用をしているので、A100にはそういう気になる材料がないのはありがたい。

勿論ギターロックをギター中心に鳴らすのなら、103SAというチョイスは十分ありうる。

103C1は馬力と張りがあるが、全体の品位はA100が高いと感じる。

そんな訳で、聴感上のF特もさることながら、ボーカルとバックの楽器との関係など総合的に最も自然に感じるのがA100だ。

聴いていて「音」が気になることがほとんどない。音楽が自然に入ってくる。

もし、手元の103系機種で一本だけ残せと言われたらA100ということになるだろう。

価格対性能比だけでなく、絶対性能も高い。

確かに最近のカートリッジはインフレ傾向にあるけれど、機種さえ選べば5万円で納得のいく音は出せる。

もちろんプレイヤーやリード線、フォノイコライザーの支えあってのことではあろうが。

こういう取り組み方は自分に合っていて楽しい。